歯周病とは、お口の中のバイ菌とカビ菌により、歯の周りの組織(歯ぐき)に炎症が起き、歯ぐきが腫れたり、出血しやすくなり、最終的には歯を支えている骨が溶けていく病気です。 自覚症状がほとんどなく、10〜20年かけてじわじわ進行していきます。
歯肉溝にプラークが溜まり、歯肉に炎症が起こり、歯周ポケットが形成されます。まだ、歯槽骨の吸収は認められません。
歯肉は炎症を起こし、少し赤みを帯びてきます。ブラッシングすると出血を伴います。この頃から歯槽骨の吸収が始まり、歯周ポケットは4mm程になります。
歯肉の炎症は進み、出血や排膿を伴います。歯槽骨の吸収も進行し、歯根膜も破壊されてきます。歯周ポケットは5〜7mmくらいになります。
出血は排膿を伴います。歯の動揺も著しくなります。歯槽骨は吸収され、歯牙を支える部分はほとんど無くなります。
永久歯は、一度生えてくれば二度と生えてこないもの。 歯を抜く、歯を削るなど、一度形を変えてしまえば二度と元の形に戻らないものですので、現状の状態と今後を予測し、よい状態を維持するために今何をするべきかということがわかってから実際に治療を進めてゆくべきと考えています。
むし歯は、プラーク=歯垢中の細菌がつくりだす酸によって歯が溶けていく病気です。