小さいころ、「よく嚙んで食べなさい」と親から言われたことのある方も少なくないはずですよね。
沢山噛むことで、どんな効果が得られるのでしょうか❔
ひみこのはがいーぜ
噛むことの効果を咀嚼回数の多かった弥生時代の卑弥呼にかけて表したものです。
邪馬台国の女王、卑弥呼の食事は玄米のおこわや乾燥した木の実、干物など硬くて噛み応えのある食材で構成されていました。
その為、当時の噛む回数は1食で約4000回とされ、現代人の約6倍と言われています。
『ひ』…肥満防止
よく噛むと、満腹満腹中枢が刺激され食べすぎ防止になります。
『み』…味覚の発達
食べ物本来の美味しさを感じる事が出来、味覚が発達します。
『こ』…言葉の発達
嚙む事で、顔の筋肉が発達すると、言葉を正しく発音出来るようになり、顔の表情も豊かになります。
『の』…脳の発達
噛む事で、こめかみ付近がよく動き、脳への血流が良くなり、脳の活性化に役立ちます。
『は』…歯の病気
歯の表面が磨かれ、唾液の分泌が良くなり、虫歯や歯周病の予防に繋がります。
『が』…がんの予防
唾液の成分であるペルオキシダーゼには、食品中の発がん性を抑える働きがあるとされています。
『い』…胃腸の働きを促進
食品をかみくだいてから飲み込むことで、胃腸への負担が軽くなり、胃腸の働きを正常に保ってくれます。
『ぜ』…全身の体内の向上
かみしめる力を育てることにより、全身に力が入り、体力や運動神経の向上、集中力を養うことに繋がります。
ひとくち30回噛むのが良いといいますが、皆さんは何回噛んでから飲み込んでいますか?
現代の食事は柔らかく、噛み応えのないものが多いので噛む回数が減ってしまっているようです。
噛むことは健康への第一歩です。食材や調理法を工夫して、噛む回数を増やしましょう★


2025.12.3